一般的なのが“髪型で隠す”という方法です。

実際にこの方法を取り入れている方も多く、有名人でもよく見かけます。

ただし、髪型で隠す方法にもいくつかのパターンがあります。

たとえば、薄くなった部分に周囲の髪を寄せる、いわゆる「バーコード」のようなスタイルは代表例です。

一般的には、薄毛を目立たなくするために髪を短く整えるのがよいとされていますが、短髪が似合わない、あるいは事情があって短くできないという方もいるでしょう。

その場合、どうしても残っている髪を使ってカバーする方法を選ぶことになります。

有名人にもこの方法を選んでいる方は多いのですが、やはり不自然さが出やすく、髪型としてのバランスが崩れがちです。

さらに、セットに時間がかかるうえに、崩れないかどうかを一日中気にすることにもなりかねません。

水に濡れるのを避ける必要があり、海やプール、温泉、スポーツなども楽しみにくくなってしまいます。

思いきって「ベリーショート」にするのも、ひとつの選択肢です。

特に芸人さんやアスリートの方に多く見られるように、サイドを刈り上げてトップを短く残すスタイルは、清潔感があり、手入れも簡単です。

中途半端に伸ばすより、スッキリ短くしたほうが全体の印象が整い、スタイリングのストレスも減ります。

さらに一歩踏み込んで「坊主」にするという選択肢もあります。

これまで髪を残してカバーしようとしていた方にとって、髪をすべて落とすのは大きな決断かもしれません。

しかし、むしろ“見せる”というスタイルに切り替えることで、精神的にとても楽になることがあります。

もちろん、髪の毛が減っていく中で、一本でも惜しいという気持ちはよくわかります。

ただ、髪があるからこそ薄毛が目立つという考え方もあるのです。

勇気を出して坊主にしてみることで、新たな自分に出会えるかもしれません。「意外と似合うね」と言われる日が来る可能性も十分にあるのです。

また、パーマをかけてボリュームアップさせるという方法もあります。

うまく活用できれば、薄毛部分を目立たなくするだけでなく、髪全体の印象も豊かになります。

ただし、パーマは頭皮や髪に負担がかかるうえ、失敗するとかえって薄毛が強調されてしまう恐れもあります。